あの流れ星に
たったひとつの
願いをかける

ここにあるのは優しい光




流れ星






KIRBY STORY  〜流れ星〜 復活の魔導師




「戦力問題も…ありますね…。」
今は次の星、スカイハイまでの船内です。何やらまた問題があるようです。
「だって、闘えるのサー君しかいないじゃん。」
「カービィさんも戦ってくださいよ…。」
「何さー。僕が戦えるならアドちゃんだって闘えるじゃん…。」
「うそぉ?何で私がー?」
「血の気多いし。ピッタリ。アドちゃんの基本は格闘さー。」
「しかも特殊能力なしで格闘のみなの…?」
「うん。そのほうがあってるよ。」
「カー君…いつか殴るわ…。」
「いつも殴ってるって。」
ばきいっ!

「はいはいー。着きましたよー。さあ降りましょうー。」
「いや…僕は傷がまだ…。」
「ぐずぐず言わないのっ。カー君男でしょ?しっかりしなさいよ。」
「うーん…男…なのかなぁ…?」
そういえばカービィって性別なんなんでしょうね。
それはさておき、一行はスカイハイに到着しました。
「うひゃー…高い…。」
「なんか私こういう所好きー♪」
「ああ、アドちゃん、あれだよ。なんかと煙は高い所が好きっていう。」
「カービィさん…また怒られますよー…。」

一応、一行は泉へと歩き出します。
「ま〜るかいて〜♪お〜まめ〜がふ〜たつ〜♪」
「カービィさん…歌わないで下さい…。」
「いや、敵が来ない分いいんじゃない…?」
「お〜むす〜び〜二十三兆六千八百四十七億とんで千と三十一っ個♪」
「多っ!?何それ!?」
「おむすびは多い方がいいでしょ?あ〜っというまに♪ビバコ♪」
「うそぉ!?ビ…ビバコ!?何故に…!?」
もうつっこみの嵐です。
「いやぁ…ビバコになるじゃない…。ねぇ…そこの君もそう思うでしょ?」
「うん。もう全然なるサー。」
一瞬時が固まりました。紛れも無く、カービィが話し掛けたのは…
「マルク〜ッ!?」
「HAHAHA!そんなに驚くコトないジャ〜ン?」
「何で居んの…?昔僕が倒したはずじゃあ…?」
「復活したのサー♪大魔道師様から命をもらってね♪」
「また…ポップスターを征服しようとしてるんじゃないでしょうね…?」
マルクは笑って答えます。
「HAHA♪そんなの興味無いサー♪真面目に魔法の勉強してるサ♪
おや、ところでその可愛い子ちゃんだぁれ?」
「か…可愛い子ちゃん…古っ…。」
「ア…アドレーヌと言います…。」
「そうかぁ〜アドレーヌちゃんかぁ♪どう?お茶でも?」
「えっ…。」
「マルク…口説きのテクまで古臭いね。」
「何ぃ!?流行の最先端サ!古くないサ!古いわけないじゃないカ!古くないぞ。うん。」
「…結構動揺してますね。」

いきなり、黒い物が飛来して黒いビームを放ちます。
「うきゃああああ!?」
「ダークマターかっ!?」
黒い物は答えます。
「フフフ…ごきげんよう。元気でやっているようだね。」
「この声は…シルトかっ!?」
「そうだよ。また私の作品を拝めることができるのだ。光栄に思え。」
「誰が思うかっ!」
「不意打ちは卑怯よ!」
「フ…固いことを言うな…。さて…害虫は手早く殺さねばね…。」
急に魂が大きくなったかと思うと魂は二つに分かれました。
「おおっ!?」
「この魂に込められた能力は…『分裂』…。」
そう言ったかと思うと、魂は一気に何十匹にまで分裂しました。
「うひゃあ!?サ、サー君何とかしてぇ!」
「む…無理ですよっ!これじゃHRまで行く前にやられちゃいますよ!」
「きゃあああ!私の画材がぁぁ!」

魂はさらに分裂しています。
「だ…誰か助けてくれる人いないのー…?」
「フン…さて…こんなものかな…?一気に終わらせるぞ…。」
何十匹もの魂は一斉にビームをため始めます。
「うわああああっ!?め…メタナイト助けてーっ!!」
「何でメタナイトさんなんですか!?」
「だってヒロインがピンチの時はかっこいいヒーローが現れてなんかもうかっこよくて
 それから大丈夫か、怪我は無いか?ってなって、こっちがうん、メタナイトが来てくれたから
 私…安心したってなって、それから二人は甘いひとと…」
「死ねぇぇぇっ!」
「ああっ!途中でやるのっ!?」
辺りは白い光に包まれます。何十匹もの魂から、ビームが発射されました。



NEXT STORY・・・新しい仲間は…



★用語解説★

スカイハイ・・・空の星。高い。寒い。怖いダス。どっかで聞いたなこのセリフ。
ま〜るかいて〜・・・カービィの絵描き歌。カービィのファミコンソフト、夢の泉の物語より。
            CMでも絵描き歌を放送したそうだ。CM、見たかったなぁ。
ビバコ・・・カービィ64に出てくる、マラカス二つ、なんか踊ってるザコキャラ。
      何故に絵描き歌で思いついたのかは、自分でも不明。
マルク・・・はい、登場。星影は結構マルクさんが好き。喋り方がイカスわ。
      好きってことは、どうなるか分かりますね。はい。
      彼はカービィにやられた後、スカイハイの魔道学校で復活し、そのまま学生に。
      「太陽魔術」と呼ばれる魔法分野を学習。やけに軽いノリで、軟派な人。
      「HAHAHA♪」なんて笑いながら凄いことをしたりする。
シルトの魂(第二陣)・・・今回のクレイ・マターの能力は『分裂能力』。はじけて増える。
               いやっ!そんなのいやよ!
メタナイト助けて!・・・あう。同人誌っぽいノリですね。(うわ。そんなの嫌だ。)

★第八幕のあとがきっ★
新キャラ登場。連続ボケ。ギャグ+シリアスのシリアスはどこ行った。
ってか、まだ全然シリアスは遠い。遠い道さ…ふっ……。





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