あの流れ星に
たったひとつの
願いをかける

ここにあるのは優しい光




流れ星






KIRBY STORY  〜流れ星〜 具現画家



「サー君って好きな子いるの?」
「えっ…?何ですかいきなり。」
カービィ達、フロリアに向けての船内です。
「いやなんとなく…。サーキブルの種類って見た目わかりそうにないし。」
「う〜ん…。好きな人はいないですね。」
「そうなんだぁ。僕はいるんだ♪」
「えっ!?誰っすか?」
「んん〜…じゃあヒント@一文字目がメで次がタ。それからナで、イで、最後がト。」
「カービィさん。ヒントになってません。」
「ああゴメンゴメン。これじゃダメだよね。『メタナイト』だってすぐにばれちゃう。
『メタナイト』ってね。『メタナイト』。」
「カービィさんもうクイズになってません。」
「あ?そおお?」
「ん…。そろそろ着きますね。カービィさん着陸の用意して下さい。」

HRの大きな機体は、爆音をたて着陸します。
「ん!じゃあまずどうしようか。なんか色々と見てきたいよね。」
カービィは機体から降りると背伸びして言います。
「見ていきたいって…目的忘れないで下さいね。」
「分かってるって。目的。」
「じゃあ言ってみて下さいよ。」
「もう…銀河の道を切り開くこと……。」
「そうそう。」
「……と、観光。」
「違ぁ〜う!!!カービィさん観光はしないですよ!」
「分かってる。カービィよくワカッテルッテ。フフフ…。」
「めちゃくちゃ怪しい…。」
カービィはフロリア5日間の旅という本を見ながら言います。
「じゃあ東に行ってみようか。」

同時刻東にあるアトリエでは一人の少女がキャンバスを前に頭をかかえています。
「う〜ん…いまいちなのよねぇ…もう少し明るめの色のがいいのかなあ…?」
少女はどうやら絵を描いているようです。
「はぁ…ここには自然はいっぱいなんだけど、どうも人がいないのよねぇ…。
 ポップスターに帰ろうかなぁ…。」
そこにカービィ達がやってきます。
「あ、アドちゃんヤッホー♪」
「お久しぶりですアドレーヌさん。」
「あれっ?カー君達どうしたの?こんなとこまで。」
「観光だよ。」
「違うっつーの!」
サーキブルの一撃がカービィにヒットします。
「殴らなくてもいいじゃん…。」
「ハハ…カー君達相変わらずだね。で、ほんとのところどうしたの?」
今度はカービィを押しのけてサーキブルが言いました。
「ええ…それが、ポップスターがダークマターに襲われたんです…。」
「えっ!またなの!?」
「そう。それでもどるまでこっちで観光するの。」
「カービィさんは黙ってて下さい。」
「で、私は何をすればいいの?」
「へ!?」
カービィとサーキブルの言葉が珍しく重なります。
「何すればって…そんな…え…?」
「そっか。私もカー君達に付いて行けばいいのね♪まっかせてぇ♪」
「え…アドちゃん…来てくれるの?」
アドレーヌは満面の笑みで答えます。
「だって暇だったし♪新しい絵のデザインが浮かぶかも♪」
「よ〜し!仲間も増えたし頑張って進むぞー!」
「オ〜!」

返事をしないサーキブルはこれからの旅に不安をつのらせていました。
適当な主人公に暇という理由で闘いにでる画家…。
「私ばっかり損してる気がする…。」
それはサーキブルの言葉にならない思いでした。



NEXT STORY・・・黒の歴史



★用語解説★

好きな人、僕はいるんだ♪・・・好きなようにとって構いませんよ。
アドちゃん・・・カービィ3の時はアド、64ではアドレーヌの名で登場。
        描いた絵を実体化することができるというなんとも凄い女の子。
        ベレー帽をかぶっている。星影はアドさんのコトお気に入り。
カー君・・・アドがカービィのことを呼ぶ時は「カー君」です。
      決して「カーバン○ル」じゃあないです。

★第四幕のあとがきっ★
いやぁ…短い!一時間もかからず終わった感じです。
アドちゃんを出したがいいですが、出番がちょっと少なめかも…。好きなのになぁ……。
内容的にすごく浅いです。浅すぎ。もっと頑張らないとなぁ……。






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