あの流れ星に
たったひとつの
願いをかける

ここにあるのは優しい光




流れ星






KIRBY STORY  〜流れ星〜 序章



ここはあきれかえるほど平和な国…プププランド…のはずですが幾度となく繰り広げられる
邪神ダークマターとの戦いで平和とは言えない状況です。
そしてまた英雄…カービィのもとへ一つの事件がまいこんできました。

「ああぁ…!よく寝た。ん?まだお昼じゃん。もう一回寝よ…。」
「常識はずれな事しないでくださいよ。カービィさん。」
ここカービィの家では毎日見られる光景です。カービィはしかたなく起き上がりました。
眠そうな目をこすりながらサーキブルのもとへ寄ってきます。
「サー君も早起きだなあ。今日は何時に起きたの?」
「7時です。星影のお母さんみたいな口きかないでくださいよ。」
サーキブルは手紙をカービィのもとへ持ってきました。
「カービィさん。手紙来てましたよ。差出人は…メタナイト!?」
「…!?…メタナイトだと!それは……誰だっけ?」
「仮面かぶってる奴です。」
「分かんないよ!ちゃんと教えて!」
「…えっとぉ……あの、無敵キャンディとかくれる人ですよ。」
「ああ!あいつかぁ!」
カービィは食べ物関係だとすぐに思い出します。
「で…内容はどうなんだい…?」
「ええっと…『カービィへ告ぐ。今日1時に、オレンジオーシャンにて決戦を行う。
 もう私は待てない。拒否するならば貴様は確実に死を迎えることになる…』ってええぇ!?」
カービィはかすかな笑みを浮かべました。
「おもしろいじゃん。そう来なくちゃ。サー君、もう12時だ。今すぐ行くぞ!」
「はい!カービィさん!」
「で…どこに行けばいいの?」
「…カービィさん……?」

そのころオレンジオーシャンでは独り、メタナイトが待っていました。
「時代は変わる…。人も変わらなければならない運命…。今、時の流れは変わる!
 来い!カービィ!今日この私闘に終止符をうってやる!」
さすがメタナイトはかっこいいです。
ザスッ
物音がメタナイトの背後からします。カービィです。
「メタナイト、何独り言言ってんの?普通に見たら変人だよ。」
「来たかカービィ。剣をとれ。潰してやる。」
カービィは一旦間をおき、ゆっくりと話しはじめました。
「僕は君と闘う為にきたんじゃない。」
メタナイトは驚きを隠せません。
「何だ!?それなら話し合いに来たとでも言うのか!フン!馬鹿らしい!」
カービィは軽く笑い、こう言いました。
「いや…そうじゃなくて僕は闘わないの。」
メタナイトはあっけにとられています。
「って…カービィさん…?まさかまた…?」
カービィはめいっぱいの笑顔でさも嬉しそうに言いました。
「うん。僕は闘わないの。サー君が闘うの♪」
「何ぃ〜!?」
二人の悲鳴が美しいハーモニーを生み出しています。
「というわけで♪」
「というわけで♪ってカービィさん!?」
「カービィ!おい!待てどこへ行く!」
二人とも必死です。カービィもそれなりに必死なのでしょう。
「カービィ!じゃあ1000円でどうだ!」
カービィはちょっと迷ったようです。しかし…
「見損なったよ。メタナイト。僕が物なんかにつられるような………。」
「ジャムパンでどうだ!」
「な…何ぃ…………!!!」
カービィは目を輝かせながら振り向きます。
「ぼ…僕は…友達を裏切ることはできませんから…!」
サーキブルは絶対ウソだと確信しました。

「さあメタナイト!勝負だ!そしてジャム…じゃなかった。私闘を終わらせるんだ!」
「何はともあれ…やっと殺る気になったようだな…。」
メタナイトはマントを脱ぎ捨てながら言いました。
「行くぞ!」
メタナイトはもの凄いスピードで斬りつけてきました。
カシッ!
カービィは間一髪で防ぎます。しかし衝撃波が発生し少し斬られます。
「どうした?かかってこないのか?」
「どっかで聞いたセリフ言うなぁ!」
カービィはソードからレーザーを出します。体力全快の時の技です。
「甘いぞ!カービィ!」
メタナイトは大きく地を這うように剣を振ります。
「空刃連撃!!!」
地を這う衝撃波がいくつも発生してレーザーを相殺します。さらに残った衝撃波がカービィを直撃します。
「うわあぁ!」
カービィは海まで飛ばされてしまいました。

「ふんっ…本気を出したらどうだ?」
「くそ…またどっかで聞いたセリフを!」
カービィは剣を頭の上にもってきます。
「何をする気だ?」
「さあね!」
そのまま高く飛び上がります。そして流れ星のようにメタナイトめがけて突撃します。
「馬鹿め!竜巻をおこせるのを忘れたか!」
メタナイトは剣を地面に刺しこみます。
「竜巻!!!」
しかし竜巻は発生しません。そうしてる間にカービィの直撃をくらいます。
そしてメタナイトの剣は弾かれました。

「何故だ!何故竜巻がおこらない!」
「海だよ。」
カービィは海の水を指さします。水は渦を巻いています。
今まで忘れられていたサーキブルが喋りました。
「そうか!メタナイトの竜巻は地面からでるから、海の水があれば水が渦巻くだけで済むのか!」
これができるかどうかは分かりません。星影の小説ですから。
「さあ!終わりだ!そしてジャムパンだ!」

その時です。もの凄い爆音がします。そして空がみるみる暗くなります。
「えっ!?何これ!」
そして漆黒の空に真紅の目が現れます。

「ダ…ダークマター…?」



NEXT STORY・・・敗北!



★用語解説★
プププランド・・・カービィシリーズのカービィの住んでいる国。だと思う。(自信無ぇ)
ダークマター・・・カービィ2より登場の黒球、目玉一つの敵のこと。
カービィ・・・この小説の主人公、代表的な任天堂キャラの一人といえる。
       星影の小説内では、思いっきり天然ボケキャラとして暴れさせる予定。
サーキブル・・・兜に手足をつけたようなカービィシリーズの敵キャラ。カッター能力。
        小説内では真面目なつっこみキャラのはず。機械技術に優れている。
        その為か、スーパーロボット系が好きらしい。(例えばマジンガーZ)
メタナイト・・・夢の泉の物語、スーパーデラックスに出演の仮面の剣士。重要ボスキャラ。
        (ピンボールやかびぷよ、きらきらきっずにも出演)
        剣を使った攻撃を好む。仮面を取ると誰かさんにそっくりである。
        小説内でも完全無欠にかっこいいキャラとして活躍させよう。
        お気に入りなので準主役になりがち。(それは困るなぁ)
オレンジオーシャン・・・地名。夢の泉の時、メタナイトがボスキャラでいたステージ。
            スパデラの時も出てたような。メタナイトに関係が深い場所。
ジャムパン・・・パンの中にジャムが入っている。中に入っているジャムは星影はいちごしか
        見たことが無い。美味い。
どっかで聞いたセリフ・・・星影はこれを書いた時、某プレステソフトにはまっていた。
             その中のボス敵、十賢者の一人のセリフより引用。(何っ!)
             (他に「さて、地獄めぐりの片道キップは…」等がある。)
空刃連撃・・・星影が勝手に命名。メタナイトの剣技。地を這う衝撃波を生み出し、
       敵をそれで切り刻む。(ありがち)
       ちなみに衝撃波はこんな簡単に生み出せる代物じゃありません。
竜巻・・・テレビの衝撃映像か何かで見たことがあると思うあれ。メタナイトがスパデラの時に
     使ってきた技がある。それを引用。
     ちなみに竜巻はこんな簡単に生み出せる代物じゃありません。
真紅の目・・・ダークマター達の親玉は真っ赤な目をしている。

★第一幕のあとがきっ★
記念すべき第一話!ここから全ては始まった!(オオゲサです…。)
小説なんて書いたこと無い星影が一体どこまでできるのかっ!
第一話から決戦でスタート。(ありがち)中途半端にギャグ有り、シリアス有りのストーリー。
これからこの小説がどうなっていくか。見守っていてくださいね。
(それよりも竜巻が渦巻くだけで済むってのが納得いかないなぁ……。)






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